室内、室外の装飾を行います。
ここで、家具や照明なども配置してしまいます。
まずは外観からです。
外観の調整
地面を配置
見栄えをよくするために、地面を配置します。
円を配置しました。形状名を「地面」とし、表面材質のマスターサーフェスとして「地面」の名前で登録します。
また、芝生のテクスチャを作成し「地面」のマスターサーフェスのマッピングに割り当てています。
テクスチャは写真から作成したものです。テクスチャの処理やマッピングとしての割り当ては、植物をモデリングした際の「幹のテクスチャ素材を作成」を参照くださいませ。
排気口を配置
トイレ、洗面室、浴室に排気口を設けます。
以下のような、壁の開口部に直接設置するタイプ(外からも排気口が見える)と、天井を経由するタイプ(外からは見えない)、の2種類をモデリングしました。
横シマの部分は白と黒を交互に並べたテクスチャで表現しています。
そのため、どちらの場合も壁や天井を貫く必要はなく、配置するだけになります。
前者のモデリングは「排気口のモデリング」にてモデリングの流れを解説しましたのでそちらもご参照くださいませ。
これらの形状を建物のシーンにインポートします。
トイレの排気口は以下のように配置しました。
室内の天井に配置する排気口については、後述します。
外観はプレビューレンダリングを行い、以下のようになりました。
まだ表面材質設定/レンダリング設定は行っていないものになります。
内観の調整
建物の中の装飾を行います。
排気口を配置
洗面室、浴室の天井に排気口を配置します。
排気口の形状を建物のシーンにインポートし、以下のように天井に配置しました。
カーテンの配置
窓/引き戸のある壁にカーテンをモデリングして配置します。
内壁の窓の上についている「カーテンレール」と「カーテン」で構成します。
以下のようにモデリングしました。カーテンのモデリング手順については「カーテンのモデリング」を参照くださいませ。
閉じているパターンと開いているパターンを用意しています。
これを建物のシーンにインポートし、以下のように配置しました。
テーブルと椅子の配置
SHADE3D CREATORS(https://shade3d-creators.jp/)よりテーブルを購入、椅子はモデリングしたものを配置しました。
各種家具類は、別途モデリングした形状をインポートして配置していきます。
このあたり、形状をたくさん用意できると再利用できて有利になりそうですね。
照明の配置
天井に照明を配置します。照明はモデリングしたものを配置しました。
単純な、半球を縦方向に縮小した形の照明としています。
テーブルの上に食器類を配置
SHADE3D CREATORS(https://shade3d-creators.jp/)より食器セットを購入して配置しました。
内観はこんなところでしょうか。
仮レンダリング
レンダリングは後々行いますが、今の段階の部屋を仮レンダリングしてみます。
照明のすぐ下に面光源を配置しました。
また、カメラの焦点距離を12mmと超広角にしています(人間の目は水平視野角が約120度で、焦点距離は12mmくらいになるそうです)。
このレンダリング画像は、まだリニアワークフローなどの調整は行っていません。
建物が形になったら家具などの形状を配置していくだけ、ではありますが、
その家具のモデリングなど時間がかかりそうですね。
装飾はこれくらいにして、次回は表面材質を調整していきます。