- トンボの構成を確認する
- サブディビジョンサーフェスを使ったモデリング
「昆虫のモデリング」で「蟻」をモデリングしていました。
この続きで「透明な翅」をテーマとした表現を行います。
体のモデリングについては蟻と同じことの繰り返しになるため、スキップしながら進めることにしました。
今回はトンボをモデリングします。
トンボの構成
簡単なプリミティブを使用して、以下のようにモデリングしました。
体は頭部/胸部/腹部に分かれており、脚が6本、翅(はね)が4枚で構成されます。
頭部/胸部/腹部では直方体のポリゴンメッシュを配置し、サブディビジョンサーフェスで「OpenSubdiv」で丸めています。
今回はいくつかはサブディビジョンサーフェスを保持したまま(実体化でポリゴンメッシュに変換せず)のモデリングを行うようにしました。
サブディビジョンサーフェスの活用
胸部は以下のようにしています。
直方体のポリゴンメッシュから加工していきます。
腹部の1つは以下のようなモデリングです。
直方体はサブディビジョンサーフェスを使用したとき、面は再分割されて楕円体の形状になります。
「ループスライス」で面を分割することにより、サブディビジョンサーフェス使用時に形状の形を変えることができるようになります。
頂点移動でさらに変形させます。
これを繰り返し、複数のポリゴンメッシュを組み合わせてトンボの形にしていきました。
頭部の構成
頭部は複数の直方体のポリゴンメッシュ(サブディビジョンサーフェスを適用)を組み合わせ、
眼は方向が分かるように球のポリゴンメッシュを配置しました。
ただし、トンボの眼は複眼になるため中心の瞳があるわけではありません。
脚の構成
脚は合計6本、それほど目立たない部分のため簡単な直方体に対してサブディビジョンサーフェスを指定しています。
ポージングはまだ行っていないですが、後々ボーンを入れます。
翅の構成
昆虫の場合は「翅」で「はね」と呼ぶようです。
トンボの場合、翅は4枚で構成しています。
翅は「閉じた線形状」でモデリングしました。
今回はここまでです。
トンボのモデリングは簡単ですので、構成さえ把握すればすぐに形になりそうですね。
次回はマテリアル含めて、「翅」の表現について説明していきます。