- PBRマテリアルを図形ウィンドウで反映
Shade3D ver.20で追加されたPBRマテリアルは、
図形ウィンドウである程度リアルタイムに確認できます。
以下は図形ウィンドウのプレビュー表示です。
以下は、レンダリング結果です。
この図形ウィンドウでのPBRマテリアルプレビューは、いくつかの条件を満たす必要があります。
背景の指定
背景ウィンドウで背景を指定し、「光源としての明るさ」を0.0より大きくします。
「明るさ」が0.0の場合は、図形ウィンドウプレビューでの映り込みが反映されません。
「メタリック」「ラフネス」の映り込みは、この背景が参照されます。
図形ウィンドウのオプション指定
透視図のコントロールバーの右のポップアップメニューより、
「テクスチャ」または「テクスチャ+ワイヤーフレーム」を選択します。
「全ての光源」を選択します。
「表示オプション」の「環境マップを表示」を選択します。
「図形ウィンドウ」の「背景の表示」を選択します。
「背景の表示」を有効にした場合は、背景が反映されるまで少し時間がかかります。
また、背景ウィンドウで背景を更新した場合は、透視図のコントロールバーの右のポップアップメニューより「背景の更新」を選択するようにします。
この指定により、映り込みを確認できます。
以下の動画は、PBRマテリアルを変更したときの図形ウィンドウ上のプレビュー表示です。
PBRマテリアルの図形ウィンドウでのリアルタイム反映
PBRマテリアルの図形ウィンドウでのプレビューは、以下の特徴があります。
- 基本設定の「ベースカラー」「メタリック」「ラフネス」「発光」の反映
- マッピングの「ベースカラー」「メタリック」「ラフネス」「発光」「法線」「オクルージョン」の反映 (ただし、マッピングの1層分のみ)
- マッピングの「法線」の適用率(「法線」以外の適用率は常に1.0で表現されます)
- 「透明度」「屈折率」での透過表現は反映されません。
- マッピングの「色反転」は反映されません。
- 影(Shadow)は反映されません。
- 背景の映り込みは反映されますが、形状同士の相互反射の映り込みは反映されません。
図形ウィンドウで表現できない箇所は、プレビューレンダリングで確認するようにします。